女性はライフスタイルの変化により、臨床から一時的に離れる方も多くいます。
ブランクがある状態での復職は不安ですよね。
自分の経験や環境に合う職場を探すことで、スムーズに復職することができます。
この記事では臨床経験の浅い看護師でも働きやすい職場や、避けた方がいい職場、ブランクがある看護師が円滑に復職する方法などをご紹介します。
適切な選択をすることで、安心して再就職を迎えられますのでぜひ参考にしてください。
臨床経験が浅いと復職は無理?


復職を考えたときに一番心配なのは医療行為ではないでしょうか?
「5年前とは物品も違うだろうし、新しい処置や薬なんてわからない…」
「そんなことも知らないの?とか思われちゃうかも…」
などネガティブなことばかり考えてしまいますよね。
医療は日進月歩であることを理解している看護師ならではの心配かもしれません。
現在、医療や福祉の現場では人手不足が叫ばれています。
だからこそ教育体制を整えている職場も増えていますし、中途採用の多い職場もあります。
とはいえ、採用されることを目的にすると、結果的に「こんなはずではなかった」となりかねません。



自分の経験や環境を就職先に理解してもらうことがとても大切だよ!
そのうえで自分の復職への熱意を伝えていけば大丈夫です。
ブランクがあっても働きやすい職場
復職する際には、ブランクがあっても業務についていきやすい職場を選ぶことをおすすめします。



さらに教育やフォロー体制が整っているところが安心だよね!
おすすめは以下のような職場です。
なぜ、これらがおすすめなのか詳しく説明していきますね。
クリニック
規模も小さくスタッフも少人数であるため、教育の目が届きやすいという利点があります。
入院設備のないクリニックであれば、ほとんどが日勤になります。



夜勤のように1人になる時間がないのはブランクのある看護師にとっては心強いよね!
お盆や年末年始にまとまった休日がとれる職場も多く、プライベートの時間を充実させる事ができるのも魅力です。
診療科によっては忙しい職場もありますので教育やフォロー体制は確認しておきましょう。
透析室
透析室では穿刺・バイタルの観察・抜針・止血・生活指導などがルーティン化されている事が特徴です。
血液透析や腹膜透析に特化した業務になりますので専門的な知識を得ることができます。



「狭い範囲を深く学ぶ」というイメージだね
透析は数年〜十数年と長く通う患者が多く、じっくりと関われるのも特徴です。
夜勤がなく残業の少ない職場ですが、病棟勤務と同等の給与が望めます。
復職後しっかり稼ぎたいという方にはおすすめの職場です。
検診センター
検診センターもルーティン化しているので学ぶ事が明確です。
健康な方を対象としており、疾患を持つ方と関わるより精神的に負担が少なく、ブランクのある方には向いています。



採血など基本的な看護技術は必要だけど、毎日使う技術なのですぐに上達できるよ!
基本的にシフトは日勤のみだから、カレンダー通りに休日をとれる職場が多いです。
しかし、病院勤務に比べると給与が安い傾向にあるので自分の状況に合わせて選択しましょう。
介護施設
介護施設の利用者は自宅で生活しているので、医療的なケアを必要としている方が少ないのが特徴です。
看護師の仕事はバイタルの観察や食事介助、褥瘡などの処置、服薬管理など。
認知症の利用者も多くいるので、傾聴や精神的なケアも必要になります。



高齢者が対象なので利用者とゆっくり関わることができ、ブランクのある看護師には復帰しやすい職場ですよ
介護施設は看護師が少ない職場もあるので、教育やサポート体制は確認しておくことが必要です。
保育園
保育園の勤務は、残業は少なく、夜勤もありません。
カレンダー通りに休日をとることができますのでプライベートを充実させることができます。
仕事内容は園児の健康観察や衛生面の指導です。
園児の体調不良や怪我の際には、応急手当や提携の医療機関へ依頼することになるので判断力は必要になります。



イレギュラーなことがない限りは安心だけどね!
保育園では採血や吸引など医療行為はないので、医療行為が苦手な看護師にとっては良い職場でしょう。
慢性期病棟
慢性期病棟や療養型では医療行為があります。
しかし、病状が落ち着いている患者が対象なのでゆっくりとしたペースで看護がおこなわれているのが特徴です。
排泄や入浴介助などの日常生活ケアも多く、患者に寄り添った看護が必要とされます。



患者、家族と関わることも多いのでじっくりと向き合いたい方には適しているよ
業務はルーティン化していることが多く、復職して徐々に医療行為や寄り添う看護をおこないたい方には良い職場です。
短期・単発でできる派遣業務
派遣業務の良いところは自分のペースを守りながら、好きな分野で働けることです。
組織に所属しないので、わずらわしい人間関係に悩むことも少ないでしょう。
職場は介護施設や在宅介護サービスでの看護ケア、健診業務、ツアーやイベントなど多岐にわたります。
期間も1日〜数ヶ月までの短期間なので、ストレスが少ない職場です。



今後働いてみたい分野の派遣業務をやってみるのもいいかもしれないね!
他にも、子育てしながら働きやすい職場は下記の記事で紹介しています。
関連記事:現役フルタイムママ看護師が選ぶ!子育てしながら働きやすい職場・病院4選
逆にブランクがある看護師にはおすすめしない職場
逆におすすめできないのは、忙しくて教育が行き届かなかったり1人で判断しなければならない職場です。
ブランクのある看護師にとっては精神的にも体力的にも負担が大きくなるため避けた方がよいかもしれません。
次のような職場があてはまります。
以下に詳しく説明していきます。
訪問看護
訪問看護は、基本的に看護師1人で訪問するので、経験の浅い看護師には負担があります。
もちろん教育してくれる期間はありますが、その後は1人で訪問し必要な判断をしていかなければなりません。
訪問看護はさまざまな疾患に対応するので勉強を続けることも必要です。
患者や家族と深く関わりを持てるところに魅力を感じ、訪問看護では働きたいと希望される方もいると思います。



その場合は教育期間やフォロー体制を確認しましょう
急性期病棟
急性期病棟では患者の急変や入退院が多く、即戦力が求められています。
残業も多くなりがちで精神的にも体力的にも負担があります。
忙しい業務の中で質問もしづらく、ブランクのある看護師にはおすすめできません。



家庭との両立が必要な方には難しい職場です…
いずれ急性期病棟で働きたいのならば、急性期病棟のある総合病院の外来や慢性期病棟で経験を重ねてから異動を希望するのもいいですね。
ブランクある看護師が円滑に復職できる方法


ブランクがある看護師にとって復職は本当に不安ですよね。
経験が浅い場合はなおさらです。



あなたが復職する理由はなんですか?
「家計の足しにパート勤務をしたい」「離婚したから正規雇用で働かないと!」など、それぞれに理由があると思います。



そして、不安な点はなんですか?
「ブランクがある私がその職場で働いていけるのか」「教育やサポート体制はどうなのか」という復職ならではの不安もありますよね。
それらを含め、自分に合う職場を探すことがとても大切です。
しかし、自力で病院やクリニック内部の情報を得ることは難しいです。
転職サイトは多くの看護師が利用しているため、復職に関する情報も豊富です。
当サイトではおすすめの転職サイトを多数紹介していますが、どこかひとつ選ぶなら「看護のお仕事」をおすすめします。
理由は
- 求人件数がNo.1
- 登録の時に「今すぐ転職」か「情報法収集だけ」を選べる
登録して最初だけヒアリングの電話が来ますが、迷うようであれば



今は情報収集だけで大丈夫です。
必要になったらご相談させてください
と伝えればOKです。
関連:【100人に調査】看護のお仕事の評判は?口コミから分かるメリット・デメリットを徹底解説!
他にもおすすめの転職サイトは下記の記事にまとめています。



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ひとりで悩んでいても答えは見えてきません。
まずは情報を聞くところから始めましょう。
経験が浅くても大丈夫!看護師は働き方を選択できる


臨床経験の経験の浅い看護師の復職についてご紹介しました。
たくさん不安はあると思いますが、その不安は実際に動いてみることでしか払拭されません。
経験が浅くても、ブランクがあっても復職は可能です。
超高齢化社会でありコロナ禍である現在、看護師の人手不足は続いています。
看護師の需要はますます高まるでしょう。
転職サイトを利用しながら自分に合う職場を探して、まずは情報を集めることから始めてみましょう。
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