自分はメンタルが弱いから看護師に向いていないかも…
毎日しんどい…このままだとメンタルが壊れる…
そんな悩みを抱えている看護師は多いのではないでしょうか。
看護師は命に関わる仕事です。
そのため、先輩からきつく指導される、患者さんの命に向き合うなどメンタルを強く保つ必要がある場面が多いですよね。
わたし自身、何度も泣きそうになりながら仕事をしたことがあります。
そこで本記事では、精神科で職員のメンタルヘルス改善に取り組んでいる筆者が、看護師がメンタルを強くする5つの方法を紹介します。
メンタルを強くすることは容易じゃありませんが、少しでも強くすることで心に余裕が生まれ、仕事にも前向きになることができますよ。
メンタルが弱い人の特徴・原因
メンタルが弱い人の特徴や原因を知ることで、改善できることが多いです。
自分に当てはまっているものはあるか、どうやって改善したらよいか参考にしてみてください。
メンタルが弱い人の特徴
メンタルが弱い人の特徴は4つあります
- 優しい
- 自己主張が苦手
- ネガティブ思考
- 気持ちの切り替えが苦手
看護師は気が強い人が多いと思われがちですが、そんなことはありません。
メンタルが弱い看護師でも楽しく仕事をしている人はいます。
仕事を楽しむためには、メンタルを少しでも今の現状より強くなる方法を知りましょう♬
メンタルが弱い人の原因
メンタルが弱い人の原因はこちら
- 相手のことを考えすぎてしまう
- 自分に自信がない
- ストレスの発散が苦手
- 怒られることに慣れていない
上記の理由で当てはまるものはありましたか?
すぐに性格や考え方を変えることは難しいですが、少しずつ変える努力をすればメンタルを強くすることができます。
しかし、女社会ではそんな人をつけこんで、いじめてくるお局看護師がいるのも事実。
こちらでは、私がリアルに受けていたいじめについて赤裸々に書いています。
メンタル弱い看護師の悩み
メンタルが弱い看護師は悩みがつきません。
プライベートでも仕事であった嫌なことを考えちゃう…
考えたくないのに嫌だよ~!
仕事行くの嫌だな…〇〇さんに会いたくない…
こんな悩みを抱えている人も多いのではないでしょうか。
メンタルが弱い人は、嫌なことを考え続ける、相手と対等な関係を築くのが苦手なため、仕事に行きたくなくなる可能性が高いです。
仕事中に気持ちを切り替えるのが難しく、業務に手が付かない…なんてこともあり、インシデントにつながるリスクがあります。
メンタルを強くする5つの方法
メンタルを強くする5つの方法を紹介します。
今日から実践できるものばかりなのでぜひ実践してみましょう!
①気にしない努力をする
「気にしない努力」をしたことがありますか?
メンタルが弱い人は、相手の気持ちや感情を気にし過ぎたり、感受性が強く陰性感情などを吸収しすぎている可能性があります。
- 先輩がイライラしている
- 患者さんが不穏で暴言を言われた
- 医者から高圧的に命令された
気にしすぎるあまり、自分の中でネガティブに考えたり、しんどくなったりしていませんか?
患者さんの命に関わることや自分の人生において重要でないことは気にしない努力をしましょう。
普段の生活でも自分の人生において「重要」か「重要じゃないか」で判断してみると心がラクになります
②気持ちを切り替える練習をする
職場で落ち込んだり、泣きそうになったりした時、どの様に気持ちを切り替えていますか?
精神科看護師がオススメするのは3つ
- 深呼吸
- 目の前のことに集中する(グラウンディング)
- 相談する
この方法はすぐに実践することができますよ。
深呼吸
深呼吸は1,2,3,4秒で鼻から息を吸って、5で息を止めて、6,7,8,9,10で口から息を吐く方法です。
お腹に手を当てて、膨らんでいることを確認しましょう。
リラックスする方法として精神科でもよく活用されています。
仕事中でも気分が落ち込んだ時やイライラするときは、トイレの中などどこでもできるのでぜひ試してみましょう。
目の前のことに集中する(グラウンディング)
意識を目の前のことに集中させ、負の感情を外に向ける方法です。
方法は簡単です。
- 目の前に椅子があります
- 椅子は赤色です
- 椅子のシートに穴があいています
この様に目の前の状況を頭の中で説明し続ければOKです。
目の前のことに集中するグラウンディングという手法を使うことで、自分のマイナスの感情から離れて、自分自身の感情を客観視することができます。
相談する
職場に相談できる人がいると安心感が生まれ、メンタルが安定します。
職場に相談できる人がいない場合、家族や友人でも大丈夫ですよ。
③自分の意見を伝える
自分の意見を伝えることができるようになると、メンタルが強くなります。
自分の意見を言うのが苦手という方は多いと思いますが、自分の意見を言わないと相手には伝わりません。
自分の意見を伝えるときは、アサーティブコミュニケーションを意識すると人間関係がよくなりますよ。
- 私はこうした方が良いと思うのですが、〇〇さんはどう思いますか?
- 〇〇さんとお話しできてとてもうれしいのですが、今は他の仕事をしなくちゃいけないんです。またお話しできるのを楽しみにしてますね。
伝わらずに悩むくらいなら伝えた方が、相手にとっても自分にとってもプラスになります。
実際私も勇気を出して自分の意見を言ったら、心が軽くなりました〜
日常生活でもアサーティブコミュニケーションは活用できるのでぜひ実践してみてくださいね。
④楽しみをつくる
楽しみな予定や出来事を意識的に作ると、気持ちの切り替えがしやすくなり、メンタルが強くなります。
- 次の休みは買い物にいくぞ!
- 家族と週末はバーベキュー!
- 1日中家で好きな映画をみよう!
わたしも家に帰れば愛犬が待っている、週末に家族や友人と遊ぶ予定があるなど意図的に楽しみを作るようにしています。
楽しみなこと、熱中できることを見つけてみてください。
そうすると自然と気持ちが切り替わりますよ。
⑤無理はしない
メンタルが弱くちゃだめだ…と思っていると自分の心が壊れてしまう可能性があります。
看護師はバーンアウト(燃え尽き症候群)になりやすいと言われています。
「無理はしない」と自分で決めることも大切
どうしても無理な時はその仕事を辞めたり、転職することも必要なことです。
別に今の仕事に固執する必要はないと思えると自然と心が軽くなり、仕事にも余裕ができますよ。
メンタルが弱いと看護師には向かない?
メンタルが弱いからこそ、患者さんの気持ちに寄り添えることができます。
患者さんは不安を抱えながら生活を過ごしており、そのなかで私たち看護師が気持ちを受けとめると精神的に安定することができます。
実際に私は患者さんに辛いことがあり、一緒に辛いね……と泣いたこともあります
その時は泣いてしまったと後悔しましたが、あとから患者さんに「あの時一緒に泣いてくれてうれしかった、救われた」と言われ、メンタルが弱くても看護師としても認められたように感じました。
メンタルが弱いからこそ、患者さんの気持ちに寄り添える看護ができる
自分に負けるな!明日の自分のためにメンタルを強くしよう
メンタルはトレーニングさえすれば、誰でも強くすることができます。
- 気にしない努力をする
- 気持ちを切り替える練習をする
- 自分の意見を伝える
- 楽しみをつくる
- 無理はしない
この方法を少しずつ実践してトレーニングを積み重ねていきましょう。
メンタルが弱い看護師がメンタルを強くすれば、患者だけでなく職員の気持ちにも寄り添える、自立した看護師になれます。
メンタルを強くすることでたくさんのメリットを得ることができ、必ずあなたの心をラクにしてくれます。
ぜひ明日の自分のためにメンタルを強くしよう!
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