子育て中に転職をするときに『なんて書こう……』と誰でも悩む志望動機。
給料が良かったから、家から近かったから……だけじゃダメよね?笑
はい、もちろんそれはダメです。本音はそうかもしれませんが、採用してもらうためには志望動機ってめちゃくちゃ大事なんですよね。
志望動機がまとまっていると、採用時の印象はぐんと上がります。
だからこそ、適当に書かず気合い入れて書こう!
この記事で分かること
転職活動において志望動機が重要だと感じるからこそ、何を書いたらいいのか不安になりますよね…
この記事では、書き方だけでなく実際の例文もあるので、履歴書の書き方について不安な人はマネしてみてくださいね♬
それでも不安な人は、転職サイトを活用しキャリアアドバイザーにサポートしてもらいながら転職活動を進めれば、よりスムーズに転職することができるでしょう。
転職が初めてでまずは流れを知りたい人は、初めてでも大丈夫!看護師の転職方法をSTEP方式で分かりやすく解説 を参考にしてみてくださいね。
履歴書に必須!志望動機の書き方のポイント7つ
履歴書に必須の志望動機に書いて欲しいポイントを7つまとめました。
それでは詳しく解説していきます。
転職の目的を明確にする
1番重要なポイントが転職の目的です。
目的が明確になっていないと、志望動機と面接での受け答えが矛盾してしまうことがあります。
目的を明確にする方法としては、転職をしたい理由を箇条書きにしてみましょう。
どんな些細な事でもいいので、書き出してみてください。
そして、志望先の医療機関なら「転職の目的が達成できる」という流れで記載するのがおすすめです。
例えば、
急性期病棟で努めているので患者さんとのじっくり関わることができず、その中でも退院支援に関わることがあり、治療だけでなく患者さんの退院後の生活にまでもっと寄り添う看護がしたい
そこで、目的を下記のように設定します。
もっと患者さんに寄り添ったケアや病院を退院したあとまで見据えた、看護を行っていきたい。
志望先の病院が、回復期や療養病棟なら上記の目的を叶えることができます。
1つ目的が明確になることで、志望動機もはっきりしてわかりやすくなりますね!
転職したい理由はポジティブなものだけ記載
理由は、必ずポジティブな理由を記載しましょう。
転職したい目的の多くはネガティブなものが多いです。
- 人間関係
- 上司のパワハラ
- 休みが少ない
上記のような理由を、そのまま書いてしまうと良い印象を持たれることはありません。
わざわざ本音を言う必要もないので、前向きな理由だけ記載するのがベストです。
志望医療機関を徹底調査する
医療機関の特徴と合わせて、志望動機を記載するのが効果的です。
そのためにも、しっかりと志望先の調査はしっかりおこないましょう。
方法としては、病院のホームページやパンフレットなどを中心に情報を集めることです。
とくに理念や方針をしっかり理解しましょう。
その理念や方針と組み合わせて自分の志望理由を記載すれば、採用担当にも高評価を与えられます。
ただ理念に共感したという文章は誰にでもかけますが、理念に共感し自分の目的が達成できるという流れにするのがポイントです。
例えば
現在は急性期の治療に従事しています。
その中で、退院支援の看護師として患者さんの退院後を見据えてさまざまな調整をおこなってきました。その中で急性期治療を終えリハビリをして在宅に帰ることを目指す患者さんにもっと寄り添う看護を行ってみたいと思うようになりました。
貴院の、地域の医療を支え患者さんに安心して暮らせる医療を提供するという理念のもと、私も今までの経験を活かし住み慣れた地域で暮らしていけるようにサポートしていきたいと考え志望しました。
自分のやりたいことにさり気なく理念を合わせれば効果的ですよ♬
経験をどのように活かし貢献できるか記載する
今までの経験を活かし貢献できることをしっかり記載しましょう。
経験が明確にあれば、その経験を活かした業務ができることを記載できれば問題ありません。
ただし、経験が浅い場合はなにも書けないと考えるかもしれません。
その場合は、『今はまだ経験は少ないけどこれから頑張っていきます』のように未来に期待してもらうようにしましょう!
前向きにしっかりと記載できれば、あなたの評価は上がります。
長期的に働きたい
採用側としては、技術や戦力になること以上に長く働いて欲しいと思っています。
1人採用すればコストがかかります。
紹介会社経由であれば、手数料がかかるので損したくないと考えるものです。
直接応募でも、人件費など見えないコストがかかります。
だからこそ、長く働きいていきたいという内容を少しでも記載していると採用側としては安心なんだよね!
- 長く働き看護師としてキャリアアップしたい
- 長く働き地域の医療に貢献したい
書いて損はないので、ポイントとして抑えておきましょう!
記載欄は全部埋める気持ちで記載しよう
記載欄は、最低8割以上は埋めるようにしましょう。
空欄があることで、良い印象をもたれることはありません。
内容をしっかり確認し、ただ埋めるのではなく意味のある文章を書くことも大切です
声に出して読んでみたり、家族に見てもらったりするのもいいでしょう。
後述しますが、不安な場合は転職サイトのキャリアアドバイザーに添削してもらうのもおすすめです♬
手書きであれば丁寧に書く
手書きであればとにかく丁寧に書くようにしましょう。
綺麗な字でなくても、丁寧に読めるように書くことはとても大切です。
字が雑だと良い印象は持たれません。
綺麗でなくても丁寧に書くことで、気持ちは伝わるものです。
どうしても、字を書くのが苦手であればパソコンを使って履歴書を作成するのがいいでしょう。
パソコンで履歴書を書くことに抵抗のある人もいると思います。
医療機関では、電子カルテ以外でパソコンを触ることは多くありません。
そのため、パソコンを使って履歴書を作れるのは1つの特技として見てくれます。
手書き必須の場合もあるので、事前に医療機関に確認してみましょう!
転職サイトを利用していればキャリアアドバイザー経由で確認することもできます。
手書き指定の場合は、とにかく丁寧を心がけてください。
こんな志望動機はNG!書いてはいけないポイント5つ
志望動機に書くとマイナスになる要素もあります。
それでは、詳しく解説していきます。
ネガティブな表現は書かない
ネガティブな表現は、あなたの評価を下げてしまいます。
悪口ばかり言う人の周りに人は集まらないのと同じで、ネガティブな内容は良い印象をもたれません……
辛いことがあり、ネガティブな表現をしたくなる場合もあると思いますが、履歴書や面接の場で表現するのはやめましょう。
ネガティブな話より前向きな姿を見せると、『この人と一緒に働きたい』という気持ちになります。
例文を100%使い回すのはNG
例文をそのまま使うことは避けましょう。
よくある文章というのは、綺麗で見た目はいいです。
ただし、採用担当も多くの履歴書を見ているので、ありきたりな印象を持たれます。
例文やよくあるフレーズをそのまま使うのでなく、自分の転職目的を軸にアレンジすることで効果的なアピールをすることができます。
例文を参考にしつつ、自分の言葉で書くと採用担当にも伝わりやすいです。
受け身の姿勢で望む
受け身の姿勢は、あまり良い印象を持たれないです。
「貴院で学ばさせていただきたい」という表現はつい使いがちですが、このフレーズを見ると『うちの病院でなくても学ぶなら別の病院でもいいんじゃないの?』と思われてしまいます。
受け身ではなく、「貴院で〇〇を学び、看護師として〇〇の分野でスキルアップしたい」のように具体的に自分でどうなりたいのかまで記載できるといいでしょう
少しでも具体的にすれば、印象は大きく変わります。
待遇面は志望動機には記載しない
待遇面などは志望動機には記載しないようにしましょう。
- 給料が良いから
- 定時で上がれそうだから
- 家から近いから
本当の理由は、上記のようなものであっても正直に書くと良い印象にはつながりません。
待遇面に関しては、履歴書には記載せず必要があれば面接時などに言うのがおすすめです。
転職サイトを利用時は、担当キャリアアドバイザーに相談すると給与や待遇の交渉ができます。
矛盾のない内容にする
志望動機と面接の内容に、矛盾がないようにしましょう。
志望動機で記載した内容と、実際の面接での発言に矛盾があると一貫していない印象を持たれます
自分の志望動機に自信を持ち、しっかりアピールしてくださいね。
就職先別|志望動機の例文・書き方
志望動機は、自分の経験と合わせて伝えることが効果的です。
ただ、働きたいだけでは採用担当に響くものがありません!
それでは、就職先別の例文・書き方を解説します。
総合病院
総合病院でのポイントは2つです。
- 地域の中核病院であること
- 多くの疾患を通して看護を学べる
大学病院等であれば、最先端の医療や看護を学ぶことができるのも志望理由になるでしょう。
私は、これまで〇〇を中心に経験し学んできました。
今後は看護師としてさらなるスキルアップをしたく、多くの疾患の診療を行う貴院で看護師としてキャリアを積みたいと考えています。
更に貴院は、地域の医療の中心であり、総合病院として多くの患者さんの生活を支えています。
技術だけでなく、生まれ育った地域に貢献していきたいです。
もっと多くのことを学びたいという気持ちを軸に、総合病院の特徴も合わせて記載するのがいいでしょう。
クリニック
クリニックに応募するときのポイントは2つです。
- クリニックの専門性や特性を理解する
- 自分の経験をどう還元するか
私は総合病院で、〇〇の看護師として長年勤務してきました。
その中で、もっと患者さんに寄り添って看護を行いたいと考えるようになりました。
貴院では、長年地域に密着しなくてはならないクリニックとして、多くの患者さんを支えていると感じています。
貴院で、今まで総合病院で経験してきた看護を生かし、看護師として地域に恩返ししたいと考え志望しました。
クリニックの地域での役割や特徴を分析し、自身の経験と合わせて志望動機にしてみましょう。
訪問看護
訪問看護で働きたい場合のアピールポイントは2つです。
- 訪問看護だからこそできる看護
- 今までの経験から在宅医療に興味のでた要因
つまり、在宅にいる患者さんをどのようにケアしたいのか、自分の経験と合わせて伝えることがポイントになります。
私は、病棟看護師として10年勤めてまいりました。
病棟で働く中で退院支援にも関わることが増え、在宅に帰ったその後の看護にも興味をもつようになりました。病棟では、〇〇や〇〇など複数の診療科で看護師として多くの経験をしてきました。今後は、その経験を活かし住み慣れた地域に帰り暮らしながら療養していく患者様、ご家族様を支えることのできる看護師になりたいと考え志望いたしました。
色々な経験から、在宅医療に興味を持つのは自然な流れなので志望動機は作りやすいです♬
保育園
保育園で働きたい場合は、子どもやその親に対する思いも合わせて伝えるのがポイントです。
- 子育ての経験から子どもに関わりたい
- 子育ての経験から親御さんに安心してもらいたい
- 小児科での経験から子どもに関わりたい
上記のような経験と保育園の特徴などを合わせるとより効果的になります。
私には2人の子どもがいます。子育てしながら、仕事をしていると保育園での様子など気になることがありました。
そんな時、看護師さんがいてくれてとても安心して任せられたのを今でも覚えています。
私も子育ての経験と看護師としての経験を活かして、子どもが元気にそして親御さんが安心して預けられるように、看護師として支えていきたいと考え志望しました。
自身の経験の中で、子どもとの関わりについて具体的に話しましょう。
介護施設施設
介護施設の特徴も様々ですが、看護師としての経験を介護の現場でどのように役立てるのかがポイントになります。
- 多忙な急性期でなくじっくり関われる介護施設
- 自身の両親の介護のためにも知識をつけたい
私生活と結びつけやすいのも、介護施設のポイントです。
私は〇〇年間病院で勤務してきました。
多くの患者さんの看護にかかわる中で、知識も経験も増え、できることも多くなり患者さんともっとゆっくり関わりたいと感じるようになりました。
今までの経験や知識を活かし、未経験ではありますが介護分野でも活躍できるように、今まで同様に学ぶ姿勢を崩さず邁進していく所存です。
また、正しい知識を身に着け、これから高齢になってくる両親や家族を支えていくことで親孝行が出来ればととても考え志望いたしました。
病院でなく介護施設ならではの特徴と自分のやりたいことを関連させてみましょう!
志望動機や履歴書に自信がない人は転職サイトを使うのもあり
志望動機が上手く書けず、履歴書に不安がある場合は転職サイトを利用してみましょう。
転職はしたいけど、転職理由が漠然としている人は多いです。
明確な転職理由をもって転職に望むのは、日頃から転職を意識していないと難しいよね……
転職サイトなら、転職のプロがあなたの志望動機や履歴書の作り方を丁寧にサポートしてくれます。
とくにおすすめなのは
看護師転職サイトはたくさんあるけど、私は担当者さんとの相性も良くて求人件数が多かった上記2つを推してるよ!
さらに転職サイトを知りたい人は【看護師転職サイト】みんなが実際に使ったBEST10をランキングで紹介! こちらの記事を参考にしてみてください。
そして……志望動機や履歴書と同じくらい悩むのが面接ですよね!
面接に関しても、質問&回答例をしっかり解説していますよ。ぜひ下記の記事からどうぞ!
看護師の転職 志望動機に関する Q&A
まとめ
志望動機をうまく書きたい!とみんな思い悩みながら履歴書を作成していることと思います。
一番大事なのは、テンプレートに綺麗にあてはめるのでなく、自分の言葉で自分の思いをしっかりと書くことが何より大切!
綺麗なテンプレートはたしかに見た目はいいです。
しかし、履歴書だけで採用されるのではなく面接もあります。
自分の言葉で、しっかりと話すことのできる志望動機にしましょう。
今回紹介した例文や書き方を参考にしながら、自分の目的をしっかりと表現してくださいね
あなたの転職活動が成功することを応援しています♬
コメント